究極の整体「自発 活元 無意識 運動」
あれは、15年以上前のことだった。
ある朝、体があまりにもおかしいことに気づいた。
具体的には、右足はがに股、左足は内また、右肩があがっていて、顔はいつも左を向いている。
そこで、思った。
そうだ、整体院へ行こう。
ネットの口こみを見て、ちょっと離れた場所の整体院へ行った。
がたいのいいおじさんが出てきて、30分くらいねじられたり、ひねられたり、たたかれたりした。
そして、5000円払ったわけだが、最後に
「自転車で来たんだ~、すぐに元にもどっちゃうんだよね」
と言われた。
5000円かけて、自転車をこいただけで、元に戻る整体。
私は絶望しかかったが思いとどまり、ネットで調べ抜いて、自宅で自分1人でできる、方法論が似ている3つの整体的な技術を見つけたのだった。
「自発 活元 無意識 運動」とは
中国気功の「自発動功」
野口整体の「活元運動」
ブラウン・ランドーン博士の「肉体の無意識からの開放」
この気功、整体、健康法の内容が似ていたので、3つをまとめて、名づけてみました。
内容を簡単にいうと、ある種のきっかけを与えることで、首をぐるぐる回したり、手足をばたつかせたりと体が勝手に動き出します。
それにより体の不具合を調整したり、バランスをとったりする運動です。
そして、終わった後には、うでのいいマッサージ師や整体師に施術してもらったかのような心地よい感覚を得られます。
「自発 活元 無意識 運動」の効果
筋肉のストレッチ
関節のストレッチ
血流アップ
背骨まわりの神経(カイロ的な)が整う感じ。
(例、胃腸が動きだす)
首、肩、腰等のこりがほぐれる。
体の左右や前後の重量バランスが整う。
見た目的に、体のゆがみが整う。
(例、床に横になった時に、浮き気味だった右腰が床につくようになる)
気がみなぎる。
邪気が発散される。
「自発 活元 無意識 運動」の方法
あなたは、本当のあくびをしたことがありますか。
ありますと思った人、嘘をついています。
あなたは、授業中にあくびをする時、手で口をふさぎます。
伸びをする時も、となりの男性を意識してかわいらしい伸びをします。
世間体と人の目を意識することが当たり前になってしまい、ついにはご主人の前でも本当のあくびができない人間になっているのです。
本当のあくびとは、まず、ものすごい下品な顔でするものなのです。
片目はつぶり、鼻の穴は開き、右目は白目であごは全開、舌も出し、声も出ます。
つづいて、首をぐりぐりまわし、伸びをしだして、へも出ます。
これが、本当のあくびなのです。
いつもそうやってるけど。
・・・・・。
この本当のあくびが重要なのですよ。
何が言いたいかというと、この運動をする時は、「世間体スイッチ」や「人に見られてるスイッチ」を切ることを意識しておこなってもらわなければいけません。
または、常識人としてのリミッターを外すようなイメージでしょうか。
それでは、具体的に説明します。
まず、座るか横になります。
そして、リラックスして、頭をぼーっとさせたような状態から、あくびや伸びをします。
スイッチやリミッターを切って、体が好きな方へ動くのにまかせます。
ストレッチのマニュアルや、右のうでを回したら次は左のうでをとか、そういう常識を忘れてください。
体が動きたい方、気持ちのいい方へ動かしてください。
はじめは、なんとなくでいいのです。
いきなり、うまくはできません。
こんな感じで、1日、1,2回続けていると、2週間くらいで体が勝手に動き出す感覚をつかめると思います。
運動時間はだいたい20分くらい、やめるタイミングは「なんとなく体の動きがおさまったら」です。
注意点
① ひどい状態になることがあるので、人前でやってはいけません。
家でやる時も、人がいる時はやってはいけません。
のぞかれたら終わりです。
前に、車の中でこの運動をしていた時、ガン見されてしまい、とても恥ずかしい思いをしたことがあります。
ひどい状態とは、より目になって舌を出したり、ビートたけしの首を回すくせを早送りしたように、肩や首を動かしたりすることです。
② やり過ぎ注意、適度にやってください。
参考書
ブラウン・ランドーン博士の本
自発動功の本は見当たらなかったのでネット動画で検索してみて下さい。
相乗効果と参考書
瞑想でエネルギーが充填された時に、しっかりとした動きが出やすいです。
ゆる体操をすると、体の多くの筋肉や関節を意識することになります。
それを続けていくと、無意識下でも比較的、体がよく動くようになります。
自力整体で関節が柔軟になり可動域が広がると、「自発活元無意識運動」でも体がよく動くようになります。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
人間の体に新車はありません。
乗り替えはできないのです。
中古の体をいかにメンテナンスしていくかしかないのです。
この運動を取り入れて、バランスのいい体で日々の生活を楽しんでみて下さい。
それではまた。